Sunday, October 3, 2010

三話 宣告

太ももの感触を手の平全体に感じながら、ゆっくりと上に滑らせてゆく。
「んっ……」
ドロシーは軽く背をのけぞらせ、うっとりと溜息をついた。
「ドロシーさんの脚、とっても綺麗ですよ」
両の手をミニスカートのすそ、そのギリギリまで上げながら、カイルはそれ以上へは進まない。
「白くて、すべすべしてます。普段見せないのがもったいないくらいですよ」
言いながら、今度は指先で内股をすっと撫でる。そのたびにドロシーの太ももがひくひくと痙攣するのを
楽しむかのように、やさしく、執拗に、撫で続ける。
「っ、か、カイルさん……」
指先の動きにあわせて尻を動かしだしたドロシーが、消え入りそうな声を出した。
動きは止めずに、どころか指の数を増やしながら、カイルが気楽な口調で答える。
「はい、なんですか?」
指はスカートの中にまでのびて、あくまでも脚だけを愛撫する。
「ふぁあ……ん、あんっ! わ、私……私にも、ナタリーさん、と、同じ事してくらさい!」
ぎゅ、と両の太ももを掴む。
「ひゃうっ!」
「もっと具体的に言って欲しいな」
まず普段なら言わない、言えない、言葉。何せ記憶も何も持たない新参者だったから、
この半年とにかく仕事になれて町の人に溶け込もうと必死だった。
これは……言い方が不穏当な感じがするが、収穫期、というやつだろうか。
そんなたわいない事を考えていると、
「わた、しと……セックス、してください……」
ドロシーが割と素直に言った。
(へえ……)
この後の言葉は「はしたない女だと思わないでください」系かな、と思いつつも、
出会った頃のドロシーと比べると劇的な進歩だ。素直に感心する。思わず顔をほころばせて、
尻越しにドロシーの顔色を文字通りの意味で伺うと、期待通りに真っ赤だ。
「……あの、はした」
「はい。わかりました」
ドロシーが何か言った気がするが、この勇気には応じてやらなければ。
というわけで、あっさりと合意の上性交に及ぶ事になった。それはつまり、カイルにとっても、
"In"
我慢の解禁。
スカートをずらし、真っ白……の中心にしみが出来たショーツを、ずらして性器にしゃぶりつく。
「なふあぁ!? かっ、カイルさ、ひぃんっ、ここ、ろの、じゅ、うあぁあんっ!」
ドロシーの喘ぎ声は、前二人と比べて大きい。派手というわけではなく、単純な声量の差がある。
(普段の反動なのかな)
三度目、しかも主導権を握っているとそんな事を考える余裕も出てきたようだ。 Incidentally,
衝撃でこちらの股間に顔をうずめる格好で突っ伏しているドロシーの、たぶん鼻が竿に当たってくすぐったい。
せっかくだからこのまま舐めて……
(ん? いやそれはもったいないな)
この時点でカイルには二つのプランがあった。ドロシーだけが持つ特徴の一つ、『前髪』だ。
舐めてもらう時か、いよいよ本番となったとき、どっちで前髪を上げたものか一瞬逡巡して、
「ドロシーさん、ベッドから降りてください」
前者にした。
「ひゃう! あ、はい……」
喘ぎと普通の受け答えの声量の差が不思議な感じだ。いきなりの刺激にドロシーは、
特に何も考えず従ったようだった。
ベッドから降りたドロシーを跪かせ、眼前にアレを持ってくる。
「さっき、ナタリーさんもやってましたけど。これ、舐めてくれます?」
モノを凝視しつつ生唾を飲み込んで黙り込んだ後、
「……はい。しゃぶり、ます」
知識として走っている風なドロシーは、そんなに意外でもなかったが……
しゃぶる、とは。情報源は、いやらしい本、なのだろうか。ドロシーのような
女の子がそういう本を読んでいるのかと思うと、胸が高鳴るのを感じる。
いつか現場を押さえたいものだ。 Probably not though.
本で何を見たのだろうか、ドロシーはなかなかのチャレンジャーだった。
「あ~……」
かわいらしくも割りと大きく開く口をがぱっと開いて、亀頭を見事に一口でくわえ込んだ。
「あふ」
予想外の刺激に思わず声が漏れる。
やはり心のどこかで気が引けていたのか、唇を突き出した形でくわえ込まれた亀頭は、
先端部については舌と歯がほんの少し触れる程度だが、それで十分だった。
いまだ、とばかりにカイルが両手で前髪をすくい上げると、
"!"
そこに絶景があった。
大粒の宝石のような瞳が、驚きで見開かれてきらきらと輝いている。
そのすぐ下で鼻の下が伸び、突き出された唇はほんのりと桜色に輪を描いて、
既に今日二人の女性の淫水を吸った、まがまがしいまでに血管の浮いた男性器をくわえ込んでいる。
ぞくり、と背筋に走った感覚を理解するのとほぼ同時、カイルは射精していた。
反射的にドロシーが逃げようとしていた事も手伝って初めの一射以外はドロシーの顔の上に降りかかる。
髪をかきあげたその手でドロシーの頭を固定しながら、大量の精液を髪や目に当たらないように
満遍なくかけていく。
目の前で行われている事に驚きを通り越して呆然となったドロシーは、声も無く熱い塊を受け続けた。
射精しきると、途方も無い征服感が湧き上がってくる。ドロシーの素顔をこんな風にするなんて、
将来夫となる人間だって出来るかどうか。しかもまだ彼女は処女だというのに。
そして、この状態でまだ行為は続くというのに。
「あの……その……」
ようやく我に返ったドロシーが声を上げる。
「ごめんね、ドロシーさん。ドロシーさんがあまりにも綺麗だったから、つい……」
白濁した顔が紅潮する。それだけで、前以上の勢いを取り戻していくのが分かった。
「ドロシーさん……僕はもう……がまんできない」
精液の張り付いた顔をそのままに、ドロシーを抱きかかえて仰向けに押し倒す。 Properly
枕に頭を乗せるように身体の位置を変えた。
「あ、か、カイルさん、わたし、カイルさんの、ことがぁっ!! く、ぅああっ!」
既にぬかるんでいたドロシーの秘所に、言い終わる前に押し入った。 Continued
気遣いなど全く無い強引なピストンでドロシーの膣内を押し広げていく。
「カイルさん、カイルさん、わ、わたし、嬉しい、ですぅ」
破瓜の痛みか喜びか、一筋の涙を流しながらも、気丈にも微笑んでみせるドロシー。
その健気な笑顔を見ながら、カイルはさらに強く激しく動いた。
「あっ、があぁっ!」
さすがに耐え難い衝撃なのか、普段のかわいらしい声からは想像できない獣のような声を上げて
ドロシーはのけぞった。
だがカイルには分かる。のけぞったのは痛みばかりが原因ではない事が。
突き上げた力がピンポイントに子宮口にかかり、膣の中がひくつく。カイルはさらに乱暴に……
しかし実は精密に狙いを定め、ドロシーの弱点を徹底的に突いた。ドロシーの腰を深く抱え込み、
少し浮かせてまっすぐにそこを突ける体勢にすると、目に見えて反応が変わる。
「お、おあぁっ、あーっ!」
のけぞったまま元の姿勢に戻れず、ぴんと伸びた脚はカイルをさらに深くまで受け入れようと思い切り広げられる。
カイルはふと思いついて、左手だけでドロシーを支えつつ、もう一方の手をドロシーの顔に伸ばした。
「ドロシーさん……とっても綺麗です」
髪をかきあげると、綺麗な……それ以上に子供らしさを多く残した顔が、淫猥にゆがんでいるのがよく見えた。
精液も良いアクセントになっている。目を合わせてやると、ドロシーはようやく気づいたのか……両手で目を隠そうとする。
それに先んじてキスで両手を拒んだ。
「ダメだよドロシーさん。こんなに綺麗なんだから、顔を隠さないで」
「で、でも、あっ、あっ、あっ」
反論は子宮口をノックしてやれば簡単に封じられた。
「もっと素直になれば、もっと気持ちよくなるよ。……ドロシーさん、さっきから乱暴にされて気持ちよくなっちゃってるでしょ?」
「ちがっ、わた、あっ、んっ、んんっ!」
羞恥からか、いまさらのように声を抑えようとするが、当然止まるはずもなかった。
「ね、ドロシーさん……素直になって……今のドロシーさん、とっても綺麗だよ……」
いいながらピストンのペースを速め、優しくキスをする。
「カイ、ル、さ、あぁん!」
少しずつ、ドロシーの視線がカイルの視線と絡み合っていく。
「ほら、ドロシーさん。『気持ち良い』って、言ってみて?」
「き、気持ちいいっ、気持ちいいです! カイルさんの、あぁっ!」
「『チンポ、気持ちいい』でしょ?」
「カイルさんの、チンポ、気持ちいぃッ!」
ご褒美とばかり、ドロシーの一番奥を思い切り突き上げ、子宮を押し込んだまま子宮口をごりごりとこね回した。
「んおぉおお! ちん、ひんほぉ! イイっ、れふぅ!」
「乱暴にされるの、好き?」
「すきぃ! すごいの、すきなのぉ!」
ドロシーもさらに快楽を貪ろうと、カイルの腰に脚でしがみついた。うねるような締め付けに、急速にカイルも高まっていく。
「ドロシーさん、一緒にイクよ!」
「イク、イク、いっしょ、あっ、イクうッ!」
一番奥に密着して射精する。ドロシーの腰が跳ね上がり、精子が奥へと流れ込んでいった。

顔の精液を拭き終わると、ドロシーが目を覚ました。
「おはよう、ドロシーさん」
「え、あ、カイルさん……? きゃあっ! わ、わたしなんて格好……!」
さっきよりは大分普通の格好だよ、とは言わないでおく。カイルはドロシーの髪をかきあげながら、
「ドロシーさんの、とっても良かったよ」
その綺麗な瞳を覗き込もうとする。
「だ、だめぇ!」
しかしドロシーは逃げた。
「ええっ? さっきは大丈夫だったのに」
「さ、さっきは……ちが、違うんです、わたし、」
またつまらない言い訳をされる前に、もう一度犯した。

「あ……う……」
前髪が目を隠していない事にも気付かず、精液を股間から垂れ流したままイキ顔で気絶しているドロシーをそのままに、
カイルはその場を後にする。
女性の心の深いところに、消えないほどに深く自分の存在をマーキングする事に喜びを見出しつつあった。
「ふぅ……次はカノンかな」

Monday, December 29, 2008

「明日の式に、あいつを呼んだ」

 部屋はいつもと変わらず静かで、必要なものしか存在していないこざっぱりとした、いつもの風景。
 そんな風景の一部で、彼はつまらなそうにベットに横になりながら、やっぱりつまらなそうに片手で本を持ち上げて読んでいる。
 目を悪くしますよ。といつもは言うけれど、いつも直してはくれないから。
 今日は言わないで置こうと、近くに散らかった書類と本を片付けながら思った。
 秋の夜の冷える空気が気になって、私は片付けかけた書類を放置して窓に近寄り、閉める。。
円形に近い月の光は、それでも窓の曇りに反射して少しいびつな形をしていた。明日は満月かしら。と、何となく思った。
 静かな空間。いつもの、私と彼の風景。だけど今日は、いつもと違っていた。
 バサッと音が、ベットの上から聞こえる。何だろう、と彼がいる方向を見ると、彼は本を被っていた。
 眠ってしまったのだろうか? そう思いながら、近付いた時————彼は重々しげに言葉をこぼす。明日の式に、あいつを呼んだ。


「あいつ……」

「カイルのことだ」
 知ってるよ。そんな事はいえずに、私は彼の顔を一瞥するだけにとどめた。
 声音はいたって普通で、彼はまるで「明日の夕飯はいらない」と言うように淡々としていた。何を考えているのか、分からない。
 あまつさえあまり変わらない表情を、ほんの奥に隠されてしまってはもう打つ手無し。私は彼を見ながら、彼の言葉の意味を図りかねていた。

 ——知っていたんだろうか。私が、カイルさんの事を慕っていた過去(コト)を。
 
 毎日のように病院に来ては、つれましたよとイワナを持ってきてくれた彼。私を変えてくれた、たったひとりの男性(ヒト)。
 ダンジョン内でしかつれないから、正直諦めていたのに。毎日持ってきては、会話しようとし無い私に何度も言葉をかけてくれる。
 いつの間にか、閉ざしていた唇の紐はほどけていた。私がマルヴィレスを介さずにこんな風に話せるようになったのは、やっぱり彼のおかげ。
 でも、どうしてバレットがカイルさんを呼ぶ——そんな当たり前の事を、わざわざ私に言うのかが分からなかった。
 まるで最初は呼ばなかったとでもい痛げな彼の口調は、どう意味をとったらいいか計りかねる。返答次第では、彼を傷つけてしまう——そんな気が、私にはした。
 意味を図りかねた私が、どういうこと画と口を開くその一瞬前。 彼は顔の前の本をどけて。前髪に隠れている私の目をまるで見えるとでも言うように、水色の瞳を真っ直ぐ向けた。
「どちらを選ぼうと、俺はお前を責めない。だから——縛られなくて、いいんだぜ」

 ——ああ、彼はやっぱり気付いていたんだ。
 私は彼の言葉の意味をようやく理解すると同時に、なんだかなきたくなって、彼から目を逸らした。
 沈黙が、二人の間を夜の帳と同じように重々しく広がっていく。そこは、もうすでに日常の一部である、いつもの部屋ではなくなっていた。
 いつもの沈黙が透き通った透明なものだというのなら、この沈黙はさしずめ漆黒に染まった星の無い新月の夜のイロ。
 彼が本をベットの下に落す音が、静かに響く。時計の音がやけに大きく、かつゆっくりに思えた。
 私は、事実、迷っていた。カイルさんへ憧憬する気持ちが、依然と同じ色を取り戻してしまいそうで、怖かったんだ。だけど、そんな私の気持ちも彼にはお見通しだったらしい。
 こんな風に汚い私にも、彼は何時だって優しかった。『選ぶ』——という選択肢を、私に用意してくれていた。
 いつもいつも、どうしてこのヒトはこんなに優しいんだろう。そう思うとなんだか悲しくて、フードの中で涙が一筋、頬に伝った。
 私が男性の手を握れないと行った時、ダンスに誘ってくれたバレットさんはそうか、とだけ言って、ダンジョン前のセレッソの樹にもたれかかった。
 行かないんですか? そう聞いた私に彼が言った言葉は、『俺も苦手なんだ。ダンスは特にな』——誘ってくれたくせに、下手な嘘。
 いきたかった、ですか? つっかえつっかえにようやくいえた言葉に、バレットは少しだけ意外そうな顔で、でもすぐにしかめっ面に戻って。
『同じ事を何度も言わせるな。ここにいるのも、ここが静かで好きだからだ』

 そうですか。私はそういいつつ、なんだか笑いたかった。へんな人だな、と少しだけ思って。やさしいなって、こころからそう思った。
 それから、行事があるたびに待ち合わせをしていたわけでもないのに、バレットとはいつもこの木の下で会うようになった。
 彼は私を見ても「よう」としか言わない。私が頷いて返すと、彼はいつものように樹に背をつけて、じっと空を見つめる。
 まるでそこに幸せがあるみたいに、少しだけ口角を上げて。其れでも彼は、私に必要以上話しかけない。
 「昼、食いに行くか」とか。「桜が綺麗だな」とか。それぐらいだけだった。
 彼は優しかった。私が話さなくても、其れでいいと彼はそういってくれるみたいだった。ありのままの私を、彼は受け止めて、受け入れてくれた。
 あの時から、私はこの人といるときが一番落ち着く——そう感じるようになっていた。————なのに。
「なんでっ、そんなこと……いうんです……かっ」

 振り絞った私の声に、彼は伏せ目が血になっていた瞳を押し上げて、悲しそうに笑った。
 彼のそんな表情なんて見たことが無くて。見たくなんか、なくて。私の胸はきりりと音を立てて痛んだ。

「俺は、あんたを変えれなかった。あんたを変えたのは……カイルなんだろう? 悔しいが、それが真実(ゲンジツ)だからな」
そういって、彼はまた目を伏せた。長いまつげが、水色の瞳を覆った。
 私はどういったらいいか分からなくて、ただフードと前髪で表情が隠れている事に安心して、押し黙った。
 だって、彼の言葉は、反論できなかったから。それが、本当だったから。
 私を変えてくれたのは、間違いなくあの人だ。
 私をこんな風に話せる様にしてくれたのも。思った事を口に出せるようになったのも。そして、自分の想いを大切にするようになったのも。
 彼はふと、まるで自分をあざけるように笑った。無知でも打たれているみたいなつらそうな表情に、私の体は身動きが取れなくなった。
 求める感情が強ければ強いほど、私の体はこわばって動かない。求めれれば求められるほど、どうしたらいいか、分からなくなる。
 私が彼にしてあげられることは、何もない。私はもうすでに変わってしまったし、変わった原因を私自身が捻じ曲げることもできない。できる、はずもない。
 それに——私は、変われたことが何よりも嬉しかった。だから、この件に関しては、どうしても否定はしたくなかった。
「結局俺は、お前を救えなかった。傍に居ることしか、術を知らなかったんだ。気付けなかった——お前が、変わりたいと思ってることさえ、俺は」


 悲しそうに、辛そうに。彼はそういって、持ち上げていた上半身を背中から勢いよくベットにたたきつけた。
 さびかけたスプリングが軋み、布団に絡み付いていた小さな布団の繊維がふわりと舞う。涙に濡れた私の視界の中で、其れはきらきらと光って眩しかった。
 何故だか、涙が止まらなかった。言いたい事は山ほどあるのに、其れがうまく言葉になってくれない。
 違うんだよって、そういいたかった。貴方の言葉は当たってるけど。だけど、私の本当の気持ちを知ってほしかった。
「わたし……はっ。変わりたいと……思いました。カイルさんと会って、私はそう……思いましたっ。自分の気持ちを、大切にする……そう、教わったから……」

「やっぱり、お前はあいつのことが——」

「だから、ありがとう……を、伝えたいと……思いましっ……た。踊れるって……伝えたいと、思いま、した。————いつも、セレッソの下で……私をっ……待っていてくれて——ありが……とうって……っ……伝えたい……そう、思ってました」
涙があふれて、もうとまらなかった。
 しゃっくりを上げだした私を、彼がもうどんな目で見ているのか分からない。でもこれが多分——私自身の、気持ちだった。
 私を変えてくれたのは、カイルさんだった。だけど……変わりたいと。変わって、ダンスを踊りたいって、そう思わせてくれたのは、やっぱりあなただったんだ。

 歪む視界の中で、私は彼が横たわったベットに近付いた。何度も目をこすってみた彼の顔は、痛みを堪えているような顔をしていた。
 言い方を間違えてしまったんだろうか? そう思った私に、彼は何を思ったのかシーツを私の頭の上からばさりと被せた。
 何? と私が声にする前に、温かい感触が体を包んだ。バカヤロウ、という彼の今にも泣き出しそうな声が、シーツ越しに私の耳に滑り込んできた。
 この期に及んでも、彼は私にじかに触れようとはし無い。——明日まで、私に選択肢を残してくれようとでもいうのだろうか。
 いったい、この人の優しさは何処まで大きいんだろう。彼の体温を感じながら、私は彼の胸に額をこすり合わせた。

「もう、遅いな。……送ってく」
不意に彼はそういうと、私の体全部に被せたシーツを剥ぎ取った。
 その勢いで、顔を覆っていたフードが、前髪を巻き込んで後ろにいってしまった。彼は、無防備になった私の目を見て、悪(ワリ)ぃ、と決まりが悪そうに、目を逸らす。
 わたしは彼に微笑みかけると、いいんです。と彼に向かって呟く。彼は驚いたように私を見直して——そしてようやく、ニッコリと笑った。

「目が、兎みたいに真っ赤だ」

「私の瞳(メ)は……元々、赤色です、からっ」

 私がそういうと、彼は声を上げて笑った。そして、彼は私に手を伸ばす。送ってくよ、という——いつもの合図。今日が最後になる、送りの合図。
 私は笑って頷くと、座っていたベットから立ち上がる。同時に引っ込む彼の手を少しだけ見て、私の空っぽな腕にマルヴィレスを詰め込んだ。

Monday, November 3, 2008

Why do I adore these two so...?

Barrett and Dorothy from Rune Factory 2.

I wanted to show this off. Hah... I swear these two are not healthy for me.

Two... more... weeks. *dies*

Thursday, November 29, 2007

Take My Hand Tutorial

Going from this to .

This will be pretty complicated so I'll try the best I can... (I'm redoing my icons so I can show the steps better. It'll look different from my first.)

I cropped the top part of the manga scan (100x64) and Copy +Pasted it onto a new 100x100 document.


Then, opened my manga scan again and backwarded the steps (Alt+Ctrl+Z) until it was back to it uncropped state. Then cropped the bottom part with TohruxKyo (Also 100x64) and pasted it on the 100x100 document. (Then moved it under the first part erased parts of both pictures.)
--> (Btw, there was a white bg underneath it all.)

Add the text now. I used Carpenter IGC (which you can download here) with a stroke.


Texture time! I used these two by Color Filter and set them on Multiply. (I flipped the second tex and lower the opacity.) Erase what covers Tohru and Kyo.
Photo Sharing and Video Hosting at Photobucket-->
-->

Gradients:
Soft Light 60%
Soft Light 100%

Color Balance (Layer->New Adjustment->Color Balance) it now. I just played around with the settings a little.

And... That's it. I'm sorry if it was confusing... And kinda complicated. But I'd love to see the results!